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【ソウルからヨボセヨ】KTX運転士に帽子を

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脱線した高速鉄道KTXの車両=8日、韓国北東部・江陵(共同)
脱線した高速鉄道KTXの車両=8日、韓国北東部・江陵(共同)

 最近、脱線事故を起こした韓国の高速鉄道KTX江陵線は昨年末、平昌オリンピックのために開通した。筆者は五輪後もよく利用している。沿線に渓流釣りのポイントがあり、車で行くよりかなり時間短縮になるからだが、その乗り心地にはいつも感心していた。

 まるで鏡の上を滑るように発車する。機関車牽引(けんいん)で客車にモーターがついていないせいもあるが、振動が全くなく、いつの間にか走り出している感じだ。青と白のシンプルな車体カラーも爽やかでいい。

 鉄道ファンとして高い点数だっただけに事故には驚いた。当初はけが人だけの軽い事故のような報道だったが、後で現場写真を見てびっくりした。先頭の2車両は転覆に近く、他の車両もほとんど脱線。あれは大惨事寸前である。事故原因はレールの走行方向を変える転轍(てんてつ)機の故障というごく素朴なもので、基礎的な部分の点検ミスと分かった。

 それで日頃、韓国の鉄道で気になっていることを思い出した。KTXを含め鉄道の運転士が帽子をかぶっていないのだ。今回の事故は運転士のせいではないが今後、安全のためにぜひ帽子をかぶらせてほしい。制服、制帽というのは仕事への緊張感と信頼感、そして安全性の象徴なのだ。日本の影響からの脱皮もいいが、これだけは改めて見習ってほしい。(黒田勝弘)

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