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【直球&曲球】春風亭一之輔 「高輪ゲートウェイ」誕生秘話!?

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山手線の新駅名「高輪ゲートウェイ」を発表するJR東日本の深沢祐二社長=4日、東京都渋谷区
山手線の新駅名「高輪ゲートウェイ」を発表するJR東日本の深沢祐二社長=4日、東京都渋谷区

 山手線の新駅名『高輪ゲートウェイ』が物議を醸し過ぎている。「ダサい」「カッコ悪い」「横文字にすれば新しいと思ってる時点で時代遅れ」など、散々な評判だ。ここまでたたかれるとむしろすがすがしいくらい。

 公募の結果、1位「高輪」、2位「芝浦」、3位「芝浜」だったそうな。『高輪ゲートウェイ』は130位。「高輪」には8398人。「高輪ゲートウェイ」は36人。少ない。少ないけど…ホントに36人もいたのかな? 少ないには違いないけど…たまたま36票集まったと考えれば、かなり多い。

 ここからは私の妄想です。

 都内の某中学校・2年4組(仮)の担任が、学級会で「いま公募中の新駅名をクラスで考えよう!」と突然言い出した。中学生のこと、ほとんどウケ狙いのバカ駅名ばかり。先生は大激怒。「真面目にやれ! 君たちが考えた名前が永遠に語り継がれるんだぞ! こんな素晴らしいことはないじゃないか!」。駅周辺の情報をもとに、生徒たちは独りで熱くなっている先生が喜びそうな『高輪ゲートウェイ』を考える。カタカナ入れときゃいーだろ、と。

 「やればできるじゃないか! これは新しいよっ!(喜)」。先生ご満悦。それを生徒の数・35+先生・1で応募したので36票…たぶんそんな感じじゃないかな。違うか?

 私が中学生の時は、そんな先生主導の学級会ばかりだったもの。『高輪ゲートウェイ』からはそんな懐かしくもほほえましい臭いが漂ってくる。中学生が大人の顔色をうかがって考えたような、「オジサンはこんな感じにしとけばオッケーだろ?」みたいな気だるいやっつけ感…。

 駅名決定機関の責任あるオジサンたちは、ちょうど私の担任世代かな。きっと『高輪ゲートウェイ』はバッチリでしょう。まぁ名前は慣れですから、その内なじんでくると思います。

 頑張れ、『高輪ゲートウェイ』! でも私の地元の『東武アーバンパークライン』(東武野田線の愛称)、いまだに浸透してないんだけどね…。

                   

【プロフィル】春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ) 落語家。昭和53年、千葉県生まれ。日大芸術学部卒。平成13年、春風亭一朝に入門して朝左久、二つ目昇進時に一之輔を名乗る。24年、21人抜きで真打ちに抜擢(ばってき)。古典落語の滑稽噺を中心に、人情噺、新作など持ちネタは200以上。

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