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【石平のChina Watch】「15年間で輸入額40兆ドル」とは、習近平主席の単なる「ホラ吹き」だ

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 そのために習主席は、世界各国の首脳を開幕式に招き、中国の貿易網の広さを見せ付けようとしたが、上海にやってきた首脳たちの顔ぶれは実に寂しいものであった。中国の主な貿易相手国であるG7の先進7カ国の首脳がそろって欠席したのはもちろんのこと、G20サミットの参加国首脳のうち、習主席の招待に応じて開幕式に参加したのはロシア首相だけであった。

 メーンの出席者には、チェコやケニアやドミニカの大統領などがいたが、そういう国々と中国との貿易額は微々たるものである。これらの国家元首たちは単に、習主席のメンツを立てて中国主催の「政治ショー」に顔を出しただけのことであろう。

 そして、こうした貿易額が少ない国の首脳たちに向かって、習主席は未来への壮大なる夢を語り、今後15年間で中国のモノ・サービスの輸入額が40兆ドルを超える見通しを示した。

 「15年間で輸入額40兆ドル」といえば、平均にして毎年の輸入額は2兆6600億ドル以上となるはずだ。だが、中国の2017年の輸入額は約1兆8400億ドルだから、習主席の示した数値目標に達するためには、中国は今後、各国からの輸入を大幅に増やしていかなければならない。

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