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【石平のChina Watch】「15年間で輸入額40兆ドル」とは、習近平主席の単なる「ホラ吹き」だ

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上海で行われた中国国際輸入博覧会で演説する中国の習近平国家主席=5日(AP)
上海で行われた中国国際輸入博覧会で演説する中国の習近平国家主席=5日(AP)

 今月10日まで、中国商務省主催の「中国国際輸入博覧会」が上海で開催された。博覧会には3600社の各国企業が参加し、習近平国家主席が自ら開幕式に出席して大演説を行うなど、盛大なイベントとなった。

 しかし、よく考えてみれば、このイベント自体は実に奇妙なものだ。「輸入博覧会」の「輸入」とは、要するに中国側が外国企業からモノやサービスを買うことだが、ビジネスの世界で企業が自社商品を売るために販促イベントを行うのは普通であって、他人さまからモノを買うのに財力と労力を投じてわざと「博覧会」をやるような話は聞いたこともない。

 習主席は開幕式の演説で「輸入をテーマとする世界最初の国家級展覧会」と自慢しているが、確かに、このような本末転倒の博覧会が国家レベルで開催されたのは前代未聞のことではないか。

 結局中国は、ビジネスのためにこの展覧会を催したというよりも、一大政治・外交イベントとしてそれを行ったのであろう。その主な目的の一つは明らかに、貿易戦争の相手の米国を牽制(けんせい)することだ。

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