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【風を読む】韓国よ、甘ったれるな 論説副委員長・佐々木類

韓国徴用工訴訟で新日鉄住金の上告を棄却した韓国最高裁大法廷=10月30日(共同)
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 3年前、福岡県田川市に住む元飲食店経営の李大一さん=当時(64)=に話を聞いた。李さんの伯父は戦前、筑豊地方の方城(ほうじょう)炭鉱で働いていた。

 「伯父は出身地・大邱(現在の韓国)の朝鮮人村長の命令で日本に来た。でも、自らの意思で職を求めて来た半島出身者がずいぶんいたと言っていた」

 日本政府が国民徴用令を制定したのは昭和14年7月。徴用を猶予された半島出身者が対象になったのは終戦1年前の19年9月だ。それまでは民間業者の斡旋(あっせん)による自由募集だった。

 危険な分、炭鉱労働の給与はケタ違いで高かった。方城町の元文化財専門委員、植田辰生さん=当時(91)=によると、大正9年、炭鉱労働者の賃金は米一俵(60キログラム)が12円の時、平均月給は37円77銭だった。

 米一俵は成人男性が1年間に消費する量だ。3年分の米をひと月でもらっていた計算だ。

 取材メモを見直したのは、予想通りとはいえ、韓国最高裁が愚挙に出たためだ。韓国人4人が新日鉄住金を相手取った訴訟だ。いずれも徴用ではなく、募集に応じて高収入目当てに自分の意思で本土に来た。

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