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【ポトマック通信】カバノー氏選任は追い風?

米ホワイトハウスでカバノー氏(左)の肩に手を置くトランプ大統領=10月8日(UPI=共同)
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 米中間選挙を控えるトランプ大統領が、各地の遊説で、最高裁判事に指名した保守派のカバノー氏の就任を「われわれの勝利だ」と盛んにアピールしている。同氏は、女性から30年以上前に暴行を受けたと訴えられ、野党・民主党から激しく攻撃されたが、政権と与党・共和党は攻勢をしのいで議会承認にこぎつけた。

 こうした経緯からカバノー氏就任が「女性票離れ」につながるとの観測があった。だが、与党側は「(支持層が)活気づいた」(幹部)として、選挙に追い風との見方を示している。

 遊説先で大歓声を浴びるトランプ氏をみて、ふと以前、南部テネシー州の取材で話を聞いた30代の3児の母のことを思い出した。女性は「(民主党の前大統領の)オバマ氏の時代に公立学校がおかしくなった」と不満をあらわにした。

 女性はオバマ時代の指針により、性的少数者(LGBT)の子供が学校で使うトイレについて、男子用か女子用かを自由に選べるようになったことを批判したのだった。保守地盤の同州で、同じような訴えは別の人からも耳にした。

 最高裁の司法判断は、銃規制やLGBTなどに関連した、国論を二分する問題の行方を左右する。カバノー氏選任の顛末(てんまつ)をみる限り、「進歩的」な方向に振れた米社会への保守層の不満は相当根深いと感じる。(塩原永久)

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