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【浪速風】「明治150年」は「化政200年」。日本は独自に近代化した(10月23日)

梅棹忠夫さん
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 民族学者の梅棹忠夫さんが存命なら、「明治150年」ではなく「化政200年」と呼んだのではないか。江戸時代後期の年号である文化と文政の境目が1818年。「このへんこそが、近代日本の原点になるのだろうとおもいます」と、これは明治100年の頃に語っている。

 ▼化政期は浮世絵や歌舞伎、川柳などの町人文化が栄え、国学や蘭学も発展した。明治維新によって劇的に変化したため、それまでは遅れた国だったと思いがちだが、独自に近代への道を歩んでいたのである。「日本は、西洋化というよりもむしろ、西洋諸国と平行しつつ、自己発展によって近代化をなしとげた」

 ▼梅棹さんは「日本文明クジラ論」を唱えた。魚とクジラは、外形は似ているが、生理的なメカニズムは別物である。西洋と日本も、似ていても、それぞれの精神は異なる。何かとグローバリズムがもてはやされるが、日本の歴史と文化を見つめ直したい「明治150年」である。

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