PR

ニュース コラム

【浪速風】恥を知れ KYBのデータ改竄(10月20日)

KYBのロゴマーク
Messenger

 薬師寺金堂、西塔などの再建に携わった宮大工、西岡常一は、職人ならではの含蓄ある言葉をたくさん残してくれた。こんなのがある。「今の大工は耐用年数のことなんか考えておりませんで。今さえよければいいんや。とにかく検査さえ通れば、あすはコケてもええとおもっている」(「木に学べ」)

 ▼今の大工がみんなそうだとは思わない。だが建築に関わるこのニュースにはあきれた。油圧機器メーカーのKYBと子会社による免震・制振装置のデータ改竄(かいざん)。「検査さえ通れば」どころか、検査自体が嘘だった。影響は多方面に広がっている。恥を知れ、といいたい

 ▼よくもまあと、あきれるほど製造業の不正が続く。目先の利益優先、官僚主義や事なかれ主義といった大企業病。さまざまな原因があるだろう。職人が誇りを持って素晴らしいモノを作ってきたのが日本である。西岡は先の言葉に「わたしら千年先を考えてます」と続けている。かみしめたい。

▼そのほかの【浪速風】を読む(こちらをクリック)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ