PR

ニュース コラム

【西海岸から】夢がつくる現実

英語で月への思いを話す前沢氏=17日、カリフォルニア州(ロイター)
Messenger

 多くの人が夢見て、さまざまな芸術作品のテーマともなった月旅行は、かつては国家が威信をかけて取り組む事業だった。それを民間人でも実現できる日が訪れようとしている。

 ロサンゼルス近郊にある米宇宙ベンチャー、スペースXの本社工場に設けられた特設会見場。民間人による月周回旅行を発表したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はTシャツに革ジャンというラフな姿で、宇宙開発の新時代を象徴しているようだった。

 旅行を契約した、衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイ(現ZOZO)の前沢友作社長は、会見で「子供の頃から月が好きだった」と語った。幼少時の夢を実現しようとしている。そのことに深く感動した。

 米国の社会は、そうした夢をとても大切にしているようだ。娘の通う高校の社会の授業では、生徒が自分の夢についてエッセーを書いた上で、実現に向けた具体的な計画やイメージづくりをしているという。

 機会があって授業を担当する先生に話を聞くと、「授業の目的は、生徒が人生の目的を見つけ出すこと」と話していた。夢が人生を形づくるということなのだろうか。

 「念ずれば花開く」。新たなものを次々と生み出す米国の強さの源泉がここにあるように感じた。(住井亨介)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ