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【正論】対中「幻滅」が世界で加速する 東洋学園大学教授・櫻田淳

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 こうした海外論調での対中認識の変化を前にするとき、筆者は中国に対する「警戒」「幻滅」「共感の喪失」という点で特に西方世界諸国を先駆けたのは、実は日本であったかもしれないという思いを強くする。日本は1989年の天安門事件の後でさえ中国に対する融和的、微温的な姿勢を崩さなかったけれども、2012年の尖閣諸島国有化直後に中国政府が演出した「反日暴動」や「レアアース禁輸」の光景に接して、その対中感情は一気に冷え込んだ。

 こうした対中「幻滅」感情を反映した対中姿勢は、地勢上の近隣関係や歴史上の交歓や遺恨を顧慮する限りは、ぎこちないものにならざるを得ないけれども、それでも対中「幻滅」感情が米国を含む西方世界諸国にも広がることの意味は大きい。それは、日本が「極東の国」ではなく「極西の国」である事情を確認させるものであるからである。(さくらだ じゅん)

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