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【主張】南北首脳会談 非核化避ける歓待なのか

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 韓国の文在寅大統領が平壌を訪問し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と会談した。

 話し合うべきは北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」の追求だ。

 金氏を説得し、具体的行動を取らせる転機とすることだったが、進展があったとは、とても言えない。度を越えた友好の演出にうんざりする思いである。

 共同声明は、たしかに核関連施設が集まる北西部・寧辺の核施設の廃棄など、追加措置を取る用意に言及した。だが、「米国次第」という条件付きだ。

 CVIDに向けた行動とは、保有する核兵器や製造施設をすべて明かし、第三者の監視下で搬出、破壊し、無条件の査察を受け入れることである。実質に乏しく米朝交渉へのはずみとはなるまい。

 そもそも、非核化が置き去りにされた印象だ。初日、南北首脳はともに空港から、オープンカーでパレードし、着飾った平壌市民が切れ目なく、沿道を埋めた。

 文氏は「歓待に感謝する」と述べたが、独裁者と並んで歓声を浴びる光景を異様と感じなかったのだろうか。

 金氏のペースに巻き込まれては危うい。米朝交渉の「仲介役」を自任する文氏が、金氏擁護の態度を取ることが、非核化を遠のけている。

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