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【主張】「年内に平和条約」 領土棚上げ断固拒否せよ 対露外交を再構築する時だ

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【主張】
「年内に平和条約」 領土棚上げ断固拒否せよ 対露外交を再構築する時だ

 プーチン氏は、東方経済フォーラムに、中国軍も初参加した、過去最大規模の軍事演習「ボストーク2018」をぶつけてきた。そのうえ、身勝手極まる提案である。日本が受け入れると考えているとしたら侮られたものだ。

 北朝鮮が日本に対し、拉致問題の解決や核・ミサイルの放棄なしに国交を正常化しようと提案するのと同じくらい非現実的な提案である。

 プーチン氏は、安倍首相が東方経済フォーラムで北方領土における日露の共同経済活動の推進を語った直後に狙いすましたように提案をぶつけてきた。計算ずくで安倍首相に恥をかかせたも同然で「思いついた」はずがない。

 明らかになったことは、共同経済活動をてこに日露間の信頼を醸成し、領土問題の打開を目指す安倍首相の「新しいアプローチ」をプーチン氏が意に介していなかった、という点である。22回も首脳会談を繰り返しても、とどのつまりはこのようなありさまだ。

 共同経済活動に基づく「新しいアプローチ」は思惑外れになったのではないか。

 気がかりなのは、対露外交の基本路線を否定されたにもかかわらず、政府の反応が鈍い点だ。

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