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【新聞に喝!】カネかければ元通り復興するわけではない 相次ぐ災害…防災政策の議論先導を ブロガー・投資家・山本一郎

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 とりわけ、泊原発の再稼働がなされていれば北海道での大規模な停電はかなり食い止められたのではないかという議論と併せて考えるべきは、関西の台風被害も北海道の地震も、東日本大震災のときと同様に「被災した地方が高齢化や産業の不在などで疲弊して、復興もままならない状態」に陥るのが必至なことです。熊本地震においても、高齢化が進んでいる地域ほど立ち直りに時間がかかっています。災害を乗り越えて、どのような日本を構想し、思い描いていくのかというグランドデザインが求められている状況で、政治にかかる期待も負担も非常に大きくなっているのは間違いありません。カネをかければ元通り復興するというわけでもないのです。

 かたや、政界では自民党総裁選が20日に予定され、いまのところ安倍晋三首相の3選が有力視される状況で、今後は災害対策や復興予算の捻出などなかなか困難なかじ取りを任されることとなります。30日には沖縄では知事選の投開票もあり、国内政治は落ち着く暇もなく対応に迫られる日々が続きそうですが、長期的視点に立った冗長性や即応性、コスト感覚そして機能面とバランスの取れた政策議論をメディアとして先導する必要があるでしょう。

【プロフィル】山本一郎 やまもと・いちろう 昭和48年、東京都出身。慶応大卒。専門は投資システム構築や社会調査。

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