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【正論】歴史には「進歩」も「必然」もない 筑波大学大学院教授・古田博司

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 《頭は古代のままだった朴槿恵氏

 もうだまされるのはよそう。「歴史の進歩」も「歴史の必然」もそんなものはない。でも、あると思っていたので、発展途上国の人々に安心感を与えたことは事実だ。「進歩するんだからみんな近代化できるさ、心配ないよ」。でもこれもそんなことはなかった。産業化できても近代化できるとはかぎらない。韓国の朴槿恵前大統領など頭が古代のままだった。

 セウォル号転覆事件で、李朝の王様のように姿をくらました。宮廷の家臣が王様に告げ口し、王様が明の皇帝に告げ口したようにイガンジル(離間策)外交を展開し、筆禍で人々を見せしめの裁判に引き出し、ムーダン(シャーマン)崔順実(チェ・スンシル)の国政介入を許し、事大主義(大国の臣下)の中国パレード参加とか、書かれたウソの「韓国史」でなく、ぜんぶ体に染みついた本当の朝鮮史の方を体現してしまった。これだから歴史家は、出来事に矛盾のないように歴史を作らなければならないのだ。

 そう、歴史は進歩しない。だって、目の前を見てほしい。さっきのあなたはもういない。自然の時間は生まれては消え、消えては生まれ、出来事の連鎖があなたの中に残るだけだ。でも、それだけでは世界がうまく認識できない。ちゃんと因果のストーリーがないと、世界をうまく歩けないのだ。

 でもそれなしで、世界を歩いてきた人たちもいた。古代エジプト人やイスラムに征服されるまでの古代インド人など、因果に気づかなかったので、歴史に関心がない。だから歴史書が一冊もない。

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