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【蔭山実のスポーツ茶論】伸びしろは試合で見つかる

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 企画チームの学生には、レギュラーにはなれなくとも、チームを支える学生スタッフとして日頃から活躍している4年生部員らがいる。実は裏方がメインの彼らであっても、試合に出場する機会を与えられる可能性は十分にある。

 早大は今回が初めての参加で、サマーリーグで初めて早慶戦も行われたが、早大の企画チームの学生が出場機会を得て、代打で本塁打を放った。「がんばっていたので、どこかで起用したかった」と早大チームの監督。その思いをはるかに超える一撃だった。裏方の活躍はチームを大いに盛り上げる効果もある。

                  

 もう一つ、サマーリーグの興味深いところは、地元の若者との交流も短い期間ながらしっかりと実になっていることだと思う。初めて行われた早慶戦では、両校の応援団も参加して、神宮球場のリーグ戦と違わない応援合戦を繰り広げた。

 ここでブラスバンドとして応援歌を演奏したのが地元・三条高校の吹奏楽部。譜面を基に大学生の指導を受け、一つ上のレベルを学んだ。一塁側早大、三塁側慶大という神宮球場での伝統を守って応援団を分けることはできなかったが、ネット裏に演台とブラスバンド席を設け、早慶で交互に応援する形で演じきった。

 雨模様から強い日差しへと、変わりやすい天候の下で600人以上の観衆が公式戦さながらの熱戦に声援を送った。その中で甲子園を沸かせた有望選手も企画チームの学生も「伸びしろ」を見つけ、さらに先へと努力を重ねていく。そんな姿を全国からファンの見にくる時代が待ち遠しい。

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