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【風を読む】ギブソンのギターに魅せられて分かったこと 論説副委員長・別府育郎

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 ギターは上手に付き合えば恋人にも相棒にもなり得る。

 B・B・キングは愛器に「ルシール」と女性名を付けて「最愛の女性」と呼んだ。植木等の告別式では祭壇の中央に愛用品が飾られた。いずれもギブソンのギターだった。

 多くのブルースマンが愛したアコースティックや、レスポール、SGなどエレキの名器。世界のギター小僧の憧れだったギブソン・ブランズが5月、米連邦破産法の適用を申請した。事実上の経営破綻である。

 若者のギター離れによる市場の縮小や、これに伴い、アンプやスピーカーなど音響関連の総合メーカーを目指した企業買収などによる負債が膨らんだためとされる。

 経営の立て直しに向けて同社が選んだ道は、楽器製作への原点回帰だった。アコースティックであれエレキであれ、魅力あるギター作りに専念する。それがギブソンの道なのだと。

 わが身に置き換えれば、紙であれ電子版であれ、書くべきことを、まじめに書き続ける。そういうことなのだろうな。

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