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【正論】中国との体制間競争を勝ち抜け 防衛大学校教授・神谷万丈

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【正論】
中国との体制間競争を勝ち抜け 防衛大学校教授・神谷万丈

神谷万丈・防衛大教授 神谷万丈・防衛大教授

 だが、豊かさと強さを手にした中国は、反対に共産党独裁と言論・思想統制の強化に動いた。対外的にも、南シナ海や東シナ海でみられるように、国際的なルールを守るよりも、力で現状を変えようとする姿勢が目立ってきている。

 ≪世界はいずれの体制を選ぶのか≫

 最近では、既存のリベラル国際秩序を支えるのではなく、中国主導でその改変を図りたいという意志が表明されるようにもなった。たとえば習近平国家主席は、6月の中央外事工作会議で、中国が「グローバルな統治システムの改革に積極的に関わり、リードしていく」と述べている。

 これまでわれわれは、中国は、安全保障面では脅威でも、経済面では協力すべき相手なのだから、競争とか対決とはあまり言うべきではないと考えてきた。だが、今や、経済面を含めて中国と正面から対峙(たいじ)し、自由で民主的な体制と中国的なるものとのいずれが優れているのかをめぐり、決然と競争することが求められているのではないだろうか。

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