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【一筆多論】佐藤好美 動物園のトライアル

室内のハンモックで遊ぶジャイアントパンダのシャンシャン=9日、東京・上野動物園(東京動物園協会提供)
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 上野動物園担当だった記者2年生のときは、サルの個体識別ができた。金魚やメダカの個体識別ができるという人もいるから、実はサルくらいは、どうということはない。ヒトを見分けるのと同じで、単に顔が違うのである。

 当時、同園の飼育係だった小宮輝之さん(70)は鳥マニアで、不忍池でカモの写真ばかり撮っていた。

 園長を務め、日本動物園水族館協会の会長も経て、今は悠々自適。その小宮さんから著書が送られてきた。『シマウマのしまはサカナのほね』(メディアパル)。

 それが、シマウマの「しま模様」とか、シカの「鹿(か)の子模様」とか、キリンの「網目模様」とか、ヒョウの「ヒョウ柄」とか、動物の模様に特化した写真集なのだ。ページを繰ると、シマウマの背中のシマの写真が続き、次はお尻のシマが続く、といった具合。大型ネコ類8種の顔の模様ばかりのページもある。

 動物園関係者は「いつまでたっても、やることが子供みたいな人。でもだからセンスもいい」と評する。

 園長時代は、クマの冬眠を見せたり、ナマケモノが観客の頭上の木を渡るようにしたり、飛べないオオワシを不忍池の島に放し飼いにしたり、次々に新しいことを始めた。

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