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【正論】インド太平洋戦略を活性化せよ 平和安全保障研究所理事長・西原正

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 ここで重要な点は、東アジア地域の安全保障を協議するために、27カ国・機構の外相から成る東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)や18カ国の首脳が出席する東アジア首脳会議(EAS)が創設されているが、そのいずれの場合にもASEANが中核にあることだ。これを「ASEANの中心性」と呼んでいるが、インド太平洋戦略の中核が日米豪印となると、ASEANの中心性との関連が希薄になる。

 したがって日米は日米豪印の4カ国協力を進めるにあたっては、インド太平洋戦略はEASを土台にすべきだとの議論も聞かれる。

 ≪最大の関心は対中牽制にある≫

 しかし日米にとっての戦略の最大の関心は対中牽制(けんせい)にある。「一帯一路構想」に見られる習近平国家主席の壮大な覇権戦略に対しては、その弱点を突き、(1)法の支配、人権の尊重、民主主義制度の定着という価値観を共有する地域を拡大(2)中国の政治、経済、軍事面における勢力伸長を牽制して開かれた経済発展に寄与、そして(3)域内海空路の移動の自由を確保-していくことである。

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