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【日曜に書く】あまりに残酷で理不尽 東京パラ 谷真海の不出場はこのままでいいのか 論説委員・別府育郎

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 招致活動で知り合った男性と結婚して「谷真海」となり、男児を産んだ。

 家族や周囲の協力を得て、瞬発系の走り幅跳びから持久系のトライアスロンへ難しい競技変更に挑戦し、一から体を作り直した。国内外で実績を積み、2年後の東京に向けて、万全の状態にあった。

 ◆このままでいいのか

 パラトライアスロンは、障害の程度に応じて男女各6種目に分類される。

 東京大会では男女各4種目を実施し、女子は車いすと視覚障害、立位の運動機能障害ではPTS2、PTS5が実施競技に決まった。中度障害のPTS4は除外されたが、男子は実施される。取捨選択は、競技人口が考慮されたのだという。

 自身でコントロールできない障害の程度によって戦わずして門戸を閉ざされるのは、あまりに理不尽ではないか。

 今後の望みは、より程度の軽いPTS5との統合にかける。軽いクラスとの統合は当然、レースは不利となるが、それでもスタートラインに立てる。立たせてあげたい。

 可能性がある限りは東京大会に向けたトレーニングを続けると、彼女は話している。

 東京大会のパラトライアスロンは、お台場海浜公園で行われる。彼女が勤務するサントリーホールディングスの本社前もコースとなっている。

 「もし、スタートラインに立てなかったら、やっぱり見られないだろうな」。そんな寂しいせりふを、彼女から聞く。このままでいいのか。(べっぷ いくろう)

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