PR

ニュース コラム

【正論・戦後73年に思う】米軍人との絆は日本独自の資産 元駐米大使・加藤良三

Messenger

 好意と知見をもった「応援団」

 「大統領トランプ」への対応はポスト・トランプも見据えて小手先ではなく、これまで日本が培った洞察力を駆使して策定されるべきものである。前述の世論調査で断然、信頼度が高く出たのが軍人であることは重要である。それは極端な負けず嫌いに見えるトランプ氏にとって、決して敵に回してはならない存在が軍であることを意味しよう。軍人の血を無駄に流さない配慮とともに、米軍を世界最強の軍として維持し、軍人に誇りを与え続けることが内政上の要諦でもあるに違いない。

 堅固な日米同盟の中にあって、アメリカ側で日本に対する最大の好意と知見を有するのは在日米軍勤務経験者やその家族(あわせて400万人以上とされる)、それに彼らを率いた一群のシビリアンの幹部である。この「応援団」は中国、インドを含む域内国にはない日本独自の資産であり、その重さは通り一遍のものではない。

 トランプ氏の出方を見極め、それを受け止め、うまくやり返す、理性的で強い日本をつくるための材料はいろいろとあるはずだ。日本は、それらを総合的政策に練り上げる好機を得たと受け止めるべきだと筆者は考える。(元駐米大使・加藤良三 かとう りょうぞう)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ