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【主張】核と国連事務総長 「現実」を踏まえ発信した

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 今の科学技術の水準を踏まえれば、核兵器による攻撃を抑止するには、核兵器による反撃力が欠かせないという厳しい現実がある。一方的に核抑止の態勢を解除すれば、核を放棄しない国の前で丸裸になる。仮に全核保有国が放棄を約束しても、ひそかに核武装する国が現れれば万事休すだ。

 禁止条約で一足飛びに核廃絶が実現することはあり得ない。

 政府が、禁止条約に加わらず、米国の「核の傘」の下にいるのは、それが現実に国民を守る選択肢だからだ。核兵器を非合法と位置づける禁止条約はかえって、日本や多くの欧州諸国のように米国の「核の傘」に依存する国々の安全を損ないかねない。

 安倍晋三首相とグテレス氏は8日の会談で、国連安全保障理事会の決議に基づく北朝鮮制裁の継続で一致した。グテレス氏は共同記者会見で北朝鮮の「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」も求めた。

 北朝鮮の脅威を取り除くことは最優先の課題である。日本の被爆者団体も、北朝鮮に核放棄を迫る声を一層高めてもらいたい。

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