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【主張】南シナ海問題 中国の専横を押さえ込め

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【主張】
南シナ海問題 中国の専横を押さえ込め

 政治、経済両面で支援を受けるカンボジアは、ASEAN内で中国の代弁者を務める。南シナ海をめぐる仲裁裁判に勝訴したフィリピンも経済支援を受けて沈黙した。ASEANを分断して、南シナ海支配を固めたいのだろう。

 だが、欧州を含む各国から、南シナ海での中国の身勝手な振る舞いに非難の声が上がり始めたことは注目に値する。

 先月、米豪両国は外務・防衛閣僚協議(2プラス2)の共同声明で中国の軍事拠点化を批判した。インド太平洋に海外領土を持つフランスも、日本と包括的に海洋問題を話し合う枠組みの設置で合意した。軍事化阻止に向け、幅広い連携を構築すべきだ。

 ASEANの一連の外相会議のうち、東アジアサミット(EAS)、ASEAN地域フォーラム(ARF)には、中国とASEANの他、日米豪などが顔をそろえる。航行の自由を守るために協力し、中国から議論の主導権を取り戻さなければならない。

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