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【主張】文科汚職拡大 不正生む土壌を根絶せよ

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 文科省では昨年、大学などへの組織的な天下り斡旋問題が発覚したばかりだ。官民の癒着を避けるための再就職のルールを破り、「裏口」を設け、かいくぐっていた。これも大がかりな「たかり」の構図である。

 当時の前川喜平事務次官が引責辞任し、40人以上が処分を受けたが、反省と検証がなされたとは言い難い。天下り斡旋問題の綱紀粛正の途中で今回の汚職も行われていたことになる。不正の土壌は、構図の中核として引責した人物が「面従腹背」を看板に大手を振る異様さと無縁とはいえまい。

 教育、科学、文化やスポーツにわたり、許認可権や補助金を持つ文科省には、その権限を期待してすり寄る民間業者らは多い。

 先に受託収賄罪で起訴された前局長の佐野太被告とともに法令順守を徹底すべき立場の2人が民間にたかっていたことになる。常態化を疑われても仕方あるまい。

 こうした事態には「組織の箍(たが)を締め直せ」というのが常套(じょうとう)句だが、文科省は「箍」自体を失っているのではないか。

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