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【ソロモンの頭巾】長辻象平 中国の「天河計画」 史上最大の人工降雨の不気味 日本の空に影響も?

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中国で使われている地上設置型のヨウ化銀発煙装置
中国で使われている地上設置型のヨウ化銀発煙装置

 中国で史上最大規模の人工降雨の実施計画が検討されている。「天河工程」というプロジェクトだ。

 慢性的な水不足に悩む中国では、第二次世界大戦後から人工降雨を続けているが、今回の計画は宇宙工学までも駆使してスケールも圧倒的なのだ。

 チベット高原方面に大量の人工降雨装置を配置して160万平方キロの範囲に雨を降らせる構想。日本の空への影響が気にかかる。

 チベット高原を舞台に

 中国メディアの情報を総合すると天河計画を検討する第1回専門家会議は2016年9月に青海省内で、17年8月には第2回会議が上海で開催されている。

 上海の会議には、宇宙開発の中国航天科技集団、青海大学、黄河水利委員会などのメンバーをはじめ、50人以上の専門家が出席しており、本格的な議論がなされたようだ。

 砂漠化などで水不足に悩む中国では、14年末に南部を流れる長江(揚子江)の水を北京などに向けて流す「南水北調」の大運河を開通させている。

 天河計画は「空中の南水北調」とも呼ばれる。インドモンスーンが運ぶ水蒸気をチベット高原で雨に変える。実行すれば最大で年間100億トンの水量確保が見込まれるということだ。

 ただし、専門家の間には慎重意見もあって、計画の検討はまだ続く。ただちに実行というわけではないらしい。以上は産経外信部の協力を得て把握できた天河計画の現状だ。

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