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【主張】米欧同盟 亀裂を修復し対露警戒を

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【主張】
米欧同盟 亀裂を修復し対露警戒を

 国防費の比率が低いドイツには、ロシア産天然ガスに依存している点をやり玉に挙げ「ロシアの捕虜」とこき下ろした。そこにはアフガニスタンへ米軍に次ぐ兵力を派遣するドイツの軍事貢献への配慮はない。同盟国を軽んじるトランプ氏の言動に、他の加盟国は動揺し、不信は高まった。プーチン露大統領との首脳会談で、安易な妥協に走る疑念もくすぶる。

 東西冷戦期以来、米国が安全保障上の多大な負担をしてきたおかげで、西欧諸国が経済統合を進められた面は否めない。米国の負担感は理解できる。だが、NATOは日米同盟と同様、相互の信頼を基本に、自由と民主主義という価値観を共有する間柄だ。

 ロシアや中国などの強権国家が既存の国際秩序の破壊に動いている。米欧の亀裂は中露を利するだけだ。米欧はもとより、日本を含む世界の平和と安全を損なってしまう。

 トランプ氏は米欧同盟の重要性を認識し、米露首脳会談ではプーチン氏に厳しく向き合ってもらいたい。

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