PR

ニュース コラム

【パリの窓】パリジャンに「清潔」を求めるには取り締まり強化しかない?

パリのイダルゴ市長(ロイター)
Messenger

 親日派で知られるラング元文化相が最近、東京滞在から戻って書いたツイッターが話題になった。2024年に五輪会場となるパリのイダルゴ市長にあてたメッセージ。「あなたも行ってくるといい。清潔のお手本のような街だから、参考になる」と皮肉を言った。

 東京が「お手本」とは褒めすぎとしても、パリがお世辞にも清潔といえないのは確か。地下鉄駅は小便臭がプンプンだし、路上は吸い殻だらけ。隣国オランダやドイツの都市はどこもピカピカなのに、なぜこんなに違うのかと不思議になるほどだ。

 イダルゴ市長は小池百合子都知事と仲がよい女性政治家。やはり環境政策が看板で、ラング氏の挑発にカチンときたらしい。ツイッターで「われわれにはマナー違反と闘う軍団がいる」と反論した。市長が一昨年、鳴り物入りで発足させた「軍団」は市内で立ち小便やポイ捨てを取り締まり、罰金を科すのが任務。現在、3千人以上いるとか。

 税金を人件費につぎ込むより、市民の自覚を高めた方が早いのは明らかだが、どうもパリの自由人は掃除が苦手らしい。日本では小学生が教室やトイレの掃除をする、ということがここでは新聞ダネになるほど。時にはアパートのベランダから吸い殻が落ちてくるので、観光客はご注意を。(三井美奈)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ