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【正論】米朝会談後の国際底流に警戒を 東洋学園大学教授・櫻田淳

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 後世、トランプ氏は、このマリーノ・ファリエロのごとき存在として語られることにならないのであろうか。こうした見極めこそが、日本にとっては大事なものになるであろう。

 ≪「駝鳥の平和」を象徴する風景

 目下、ロシア各地で開催されているサッカー・ワールドカップが世の耳目を集めている。その最中に伝わってきたのは、韓国の文在寅大統領が国際サッカー連盟(FIFA)のジョヴァンニ・V・インファンティノ会長と会談し、12年後の2030年大会を南北朝鮮と日中両国の「北東アジア4カ国共催」とする構想を打ち上げたという報であった。

 文在寅氏の構想には、平昌五輪以降、現在に至る朝鮮半島の「平和ムード」が反映されていよう。しかしながら、文在寅氏が現下の朝鮮半島を覆う一種の「多幸感」や「高揚感」に漬かりながら、地に足の着かない構想を打ち上げていること自体が、現下の「平和ムード」が帯びる軽薄さを象徴している。それは後世、米韓同盟が消滅する際に出現した「駝鳥(だちょう)の平和」の風景として、語られるかもしれない。(さくらだ じゅん)

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