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【ソロモンの頭巾】長辻象平 海洋機構の黒潮研究 謎多き大蛇行の予測に成功

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黒く太い筋が黒潮の流れ。紀伊半島と伊豆半島付近の間で「ひ」の字形を描き、大蛇行している。下段は昨年9月28日に観測された現実の大蛇行。上段はその50日以上前にシステムが示した黒潮の流れの様子。大蛇行の出現前に、その形をほぼ正確に予測している (JAMSTEC提供)
黒く太い筋が黒潮の流れ。紀伊半島と伊豆半島付近の間で「ひ」の字形を描き、大蛇行している。下段は昨年9月28日に観測された現実の大蛇行。上段はその50日以上前にシステムが示した黒潮の流れの様子。大蛇行の出現前に、その形をほぼ正確に予測している (JAMSTEC提供)

 はるばる南方からやってくる黒潮は、日本列島の南岸沿いに直進した後、房総半島付近から東に方向を転じて太平洋の沖合に遠ざかる。その流れは秒速3・5メートルにも達し、運ぶ熱量も世界最大だ。

 はるか昔から黒潮は、日本の気候だけでなく文化の伝播(でんぱ)や漁業に大きな影響を与えてきた。ウナギの幼生も黒潮に運ばれて列島沿岸にたどり着く。

 この黒潮に特有の現象が大きく流路を変える「大蛇行」だ。謎に包まれていた大蛇行のメカニズムが海洋研究開発機構(JAMSTEC)のチームによって解明され、発生の予測にも成功している。

 進む海流の天気予報

 同機構アプリケーションラボで、海洋・大気環境変動予測応用グループリーダーを務める宮澤泰正さんによると、この約20年間で海流の研究は飛躍的に発展したという。人工衛星とスーパーコンピューターの寄与が大きい。

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