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【ガンジスのほとりで】インドでサッカー文化が芽生えないわけ ‘宗教’と化したスポーツとは

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 日々熱戦が繰り広げられるサッカーW杯。インドでも若年層を中心に注目を集めているが、インド代表が本大会に出場していないこともあり、熱狂的に盛り上がっている雰囲気はない。

 そもそも自国代表の人気が高いとはいえず、1日に開催された台湾との国際試合の観客はわずか2500人。13億の人口から考えると寂しい数字だ。閑散とした客席にショックを受けたインド主将がツイッターで「スタジアムに来て、応援をして、罵声を浴びせ、批判をしてくれ」と呼びかける事態となった。

 背景にあるのが、圧倒的なクリケット人気だ。数万人を収容するスタンドはいつも満員。市民が公園や空き地でクリケットに興じる様子もよく目にする。地元ネットメディアには「サッカー文化が芽生えないのは、この国ではクリケットが宗教だからだ」との諦めに近い記事が掲載された。

 インドはサッカー以外の競技も好調とは言い難く、リオデジャネイロ五輪の獲得メダルは2個。運動施設の不足のほか、クリケットに若い競技者が集中する影響が指摘された。

 経済発展の一方、このスポーツの成績はいかにも寂しい。インド人の友人は「冗談だが」と前置きしつつ、真顔でこう話した。「どうにか東京五輪の競技にクリケットを加えることはできないだろうか」(森浩)

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