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【台湾有情】わずかな隙間にも商売の芽 恐るべき台湾の人々の商魂

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 最近、街中でクレーンゲーム機をよく見る。箱の中のぬいぐるみをクレーンを操作して捕まえ、取り出し口まで運べれば手に入る、あの遊具だ。当地では「夾娃娃機(人形挟み機)」と呼び、10台湾元(約37円)硬貨1枚で1回遊べる。

 日本では管理者のいる場所に他のゲーム機と並べて数台置く印象だが、台湾ではそれだけを10台以上置く無人店舗が多い。それも、人が集まる商店街はおろか住宅地の中にまである。

 調べてみると全台湾で2016年に920軒だった同種の店舗が、今年1月には3000軒を超す急拡大で、売上額は12億台湾元(約44億円)に迫る。機材のリース業者が増えたことが直接の要因だが、背景にはネット商取引の増加で、零細商店の経営が難しくなり、空き店舗が増えていることもあるという。

 そこにリース業者が、改装費がかからず参入・退出コストの低い事業として目を付けた。「店主」は業者から機材を、空き店舗の大家から場所を借り、短期間で利益を上げるのだとか。

 わずかな「隙間」でも商売の芽を見つける台湾の人々の商魂には驚くばかりだ。と書いていたら、「これからは、より利益率の高いガチャガチャ(カプセルトイ)の時代だ」とテレビでやっていた。あまりの変わり身の早さに、頭がくらくらしそうだ。(田中靖人)

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