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【日曜に書く】日大「失敗の本質」 甘い想定、逆ギレ会見、逃げた?トップ… 論説委員・鹿間孝一

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 ◆会見で火に油

 翌日に前監督とコーチが会見して、改めて反則指示を否定したが、選手とどちらが信じられるかは言わずもがなである。

 危機対応にはスピードが求められる。放っておけば火は燃えさかる。なのに日大は、火を消すどころか、油を注いでしまった。

 まず関学大への謝罪も、質問状への回答も遅かった。加えて謝罪に訪れた前監督は、ピンクのネクタイで、大学名の「かん(くわん)せいがくいん」を「かんさいがくいん」と言い間違えた。ピンクは日大を象徴するカラーらしいが、ふさわしくない。誰もアドバイスしなかったのだろうか。

 危機管理において、謝罪の記者会見は極めて重要である。事前に想定問答をつくり、リハーサルをする。服装は地味なスーツか業種によっては作業服で、派手な色や柄のネクタイは避ける。頭の下げ方にも注意する。

 ところが、前監督らの会見は準備不足で、うまく切り回すべき広報部職員の司会者が目立ってしまった。

 同じ質問が繰り返されているとして、声を荒らげて何度も会見を打ち切ろうとし、「あなたのせいで日大のブランドが落ちますよ」と指摘されると、「落ちません!」。

 「私は寝てないんだ」と言った食品会社の社長や、息子に耳打ちする高級料亭の女将(おかみ)を思い出すが、誠意を示すべき会見で逆ギレは最悪である。

 かつて橋下徹前大阪市長は、時間無制限、どんな質問にも答えると深夜まで会見した。

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