PR

ニュース コラム

【日曜に書く】ベーブ・ルースから大谷翔平へ…大リーグ100年の歴史をまたぐ 論説委員・別府育郎

Messenger

 アメリカ人は、ルースが大好きだ。ルースの名を思い出させてくれる大谷もまた、愛されようとしている。

 象徴的なシーンがあった。4月8日のアスレチックス戦に先発した大谷は、七回1死まで完全試合を続けた。20人目の打者に三遊間安打を許すと、スタンドは総立ちの拍手を大谷に送った。守る野手も皆、柔らかな笑顔をみせた。完全試合が途切れたことで極度の緊張が解けた安堵(あんど)の拍手であり、表情だったのだろう。これこそ、彼が愛されている証左とみえた。打たれて人を笑顔にする投手を、これまで見たことがない。

ビヨンセ

 「投手で4番」は野球少年の究極の憧れである。セイバーメトリクス、スモールベースボール、管理野球。大谷の二刀流は、野球をとことん数値化して確率を求める現在の傾向に逆行する時代遅れの挑戦なのかもしれない。いや、時代を超越した存在というべきなのだろう。

 ルースから100年をまたぐ大谷の剛球やフルスイングに、日米の野球ファンが興奮している。その幸福な光景をいかに切り取るか、全米各紙も大谷賛歌を競っている。

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ