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【日曜に書く】ベーブ・ルースから大谷翔平へ…大リーグ100年の歴史をまたぐ 論説委員・別府育郎

エンゼルスの大谷翔平=エンゼル・スタジアム(撮影・リョウ薮下)
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ベーブ・ルース

 ジョン・グッドマンという俳優がいる。「バートン・フィンク」や、早世したジョン・ベルーシに代わってダン・エイクロイドの相方を務めた「ブルース・ブラザース2000」での怪演が印象深い。名脇役の彼がその巨漢ぶりを生かした主演作に「夢を生きた男 ザ・ベーブ」がある。粗野でだらしのない私生活が描かれながら、子供好きの球界最大の英雄、ベーブ・ルースへの愛に満ちあふれた作品だった。よほど練習を重ねたのだろう。巨体をねじるような打撃フォームや、前のめりぎみに塁間を駆ける姿がいかにもニュース映像で知る本物のルースに似て、ほほえましかった。

 米国の俳優はマフィアと野球選手の役がうまい。

 「フィールド・オブ・ドリームス」でシューレス・ジョー・ジャクソンに扮(ふん)したレイ・リオッタはいかにも昔の外野手らしく、「タイ・カッブ」のトミー・リー・ジョーンズの酷薄ぶりにはぞくりとさせられた。「メジャーリーグ」のチャーリー・シーンは、実際に130キロ台の速球を投げたという。

 野球映画の最高峰は、ゲイリー・クーパーがルー・ゲーリッグを演じた「打撃王」だろう。原題は「ヤンキースの誇り」。感動の引退スピーチが涙を誘うこの作品のルース役は、ルース本人だった。余人をもって代え難し、だったのだろう。日本の俳優もやくざ役は見事だが、野球選手を演じると、どうにも不自然さが目立ってしまう。

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