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【日曜に書く】傾聴に値するマハティール氏の〝日本への提言〟 未来を問うことこそ重要 論説委員・河村直哉

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 また土井元議長に対して。

 「過去ばかり見るのはどうか。未来に向けて何ができるかの方がより大切。過去への反省のため、軍隊の派遣もできないというのは残念だ」

 国連平和維持活動への積極的な関与を促している。当時の産経新聞から引いた。

 国内にいてこうした記事を読んだにすぎないが、とても新鮮に思った記憶がある。

将来を語る

 無論、マハティール首相の言葉をもって日本の免罪符とすることは適切ではあるまい。しかし日本の戦争のすべてが悪だったなどという歴史観は、日本が「世界征服の挙」に出たとするポツダム宣言の認識と同程度に間違っている。

 あの戦争について日本人が異国の状況を知り、追悼し、教訓をくむことがあっても、卑屈になってはいけない。諸外国とよりよい未来を築いていくことこそ重要だろう。

 マハティール首相の提言にも馬耳東風だったのか、村山元首相は平成7年、戦後50年の村山談話を出し、反省とおわびを表明した。

 謝罪外交や、ひたすらなる平身低頭の姿勢は、日本の国論を分裂させ士気を弱めようとする国内外の勢力を増長させただろう。自国に対する日本人の敬意を損ねもした。こうした構図のもとで、現在も歴史戦が行われている。

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