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【日曜に書く】「バイオ未来キッズ」の元気 論説委員・長辻象平

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【日曜に書く】
「バイオ未来キッズ」の元気 論説委員・長辻象平

 元気が湧いてくる活動を知った。東京都中央区に事務局を置くNPO法人「バイオ未来キッズ」の取り組みである。

 企業や大学のバイオテクノロジーの世界で活躍してきた専門家が集まり、将来の日本を担う子供たちのために、と理科教育の改革に着手している。

 子供たちに、自分の頭で考えることの大切さを理解させる出前授業では、ヨーグルト作りの実験で微生物の働きを教えるなどの活動を展開中だ。

感動のカード式顕微鏡

 同法人理事長の西山徹さんは味の素中央研究所長や同社副社長などを歴任した研究者。平成22年の退社後に、バイオ未来キッズを設立した。

 現在、正会員は28人。中央研究所の先輩や後輩を中心に、大学の名誉教授らを交えた顔ぶれだ。平均年齢は70代前半で、豊富な知識と経験が光る。

 小学校への出前授業は5、6年生が対象だ。ヨーグルトを教材にしたのは、小学生が好む食品だからだそうだ。

 牛乳に乳酸菌を加え、43度で保温してヨーグルトを作り、乳酸菌の姿を800倍の位相差顕微鏡で児童に見せる。

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