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【主張】アホウドリ復活 世界に羽ばたく大成果だ

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【主張】
アホウドリ復活 世界に羽ばたく大成果だ

 そうした努力や協力の積み重ねで、この5月には観察史上、最多の688羽のヒナが巣立ち、鳥島集団のアホウドリの総個体数は、5165羽になった。

 世界の生態学者が注目するフィールド研究の成功例である。スケールの大きさも素晴らしい。短期成果主義に縛られていては、かなわなかった業績だ。見守った東邦大学の見識も評価に値する。

 目標に向かって努力を続けた長谷川さんには、多くの人が声援を送り、協力を惜しまなかった。

 大海原を高速で飛ぶ、美しい大型海鳥の名誉を、この機会に回復したい。長谷川さんは、かつて彼らが呼ばれたオキノタユウ(沖の大夫)が、和名にふさわしいと考えている。アホウドリは人間の愚かさの記念として別名で残すのがよいという。異議なしである。

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