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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】(19)イムジン河と北の国歌 「日本人は統一に反対」の嘘

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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】
(19)イムジン河と北の国歌 「日本人は統一に反対」の嘘

 朴が書いた北の国歌には、時代が早い(終戦後2年)こともあって、北の歌に多い金一族を賛美するような内容にはなっていない。朝鮮の美しい山河や歴史をたたえる歌詞だ。

 韓国にも「国歌」と位置づけられる別の「愛国歌」があり、南北統一の暁には、韓国とともに、新たな「国歌」を作ろうと願う人たちがいることは、以前書いた通りである。

 北朝鮮が過去の悪行をわび、本当に非核化を行うのであれば、南北統一に反対する理由などない。あるとすれば、統一を望まない勢力によるためにするウソであろう。「リムジン江」を書いた泉下の朴世永も、「イムジン河」を歌う多くのアーティストたちも同じ思いに違いない。

 ただし、“バスに乗り遅れるな”とばかりに日朝首脳会談や国交正常化を急がせる動きは要警戒だ。拉致問題など北朝鮮に解決してもらわねばならない課題が山積していることに加えて、日本統治時代などに巨額な“貸し”がある。そのことは次週に書きたい。=敬称略、土曜掲載(文化部編集委員 喜多由浩)

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