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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】(19)イムジン河と北の国歌 「日本人は統一に反対」の嘘

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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】
(19)イムジン河と北の国歌 「日本人は統一に反対」の嘘

 北朝鮮への巨額の“貸し”

 この歌の作詞者・朴世永が、北朝鮮の国歌である「愛国歌」(1947年、作曲は金元均)の作者でもあることは日本ではあまり知られていない。

 朴は、日本統治時代の京城(現・韓国ソウル)で育ち、左派色が強い「朝鮮プロレタリア芸術家同盟」に参加、終戦後の46年に越北し、北朝鮮の文学家同盟書記長などの要職についた大物作家だ。「愛国歌」や「リムジン江」のほか、国歌の座を争った「輝く祖国」「椿の花」など、作詞した歌は数え切れない。

 「リムジン江」だけでなく、朴の書く歌詞には、南の故郷や残してきた母親への強い思いがにじんでいる。同曲の作曲者である高宗煥(コ・ジョンファン)(1930~2002年)もまた南から北へ渡った人だった。その制作秘話を「(朴世永先生と)いつしか故郷(南)の話になり、残してきた家族への思いを、リムジン江に託して歌を作ろうということになったのです」と関係者に打ち明けている。

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