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【正論】中国の「関与」が米朝会談を壊す 文化人類学者 静岡大学教授・楊海英

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 マハティール氏が倒したナジブ前政権は過度に中国の「一帯一路」経済構想に肩入れした結果、自国の経済を悪化させていた。経済的にも中国依存の度合いが高くなれば、国家存続の危機に見舞われると主張したマハティール氏の訴えが奏功した側面もある。

 ≪北はどのような駒となるのか

 習主席が「獅子の国」(シンガポール)を訪問するとなれば、金委員長は世界の2大巨頭と対面する。果たして老獪(ろうかい)な2人は、北朝鮮の指導者をどのように駒として動かすのだろうか。

 そもそも朝鮮半島が2つに分断したのも、中国が自国の軍隊を義勇軍と称して派遣し、国連軍と対峙(たいじ)したためである。社会主義の「兄貴」たるソ連は早くから「米帝国主義」との共存を図ろうとしたのに対し、「弟分」の中国はずっと好戦的で、世界革命を起こして地球を真っ赤に染めようとしていた。

 そのため、旧朝貢圏内の朝鮮半島と東南アジア諸国の内政に干渉しては、苦い思いを現地の人々に味わわせてきた。果たして、中国が関与した米朝シンガポール会談は、建設的な結果を生み出すことができるのだろうか。(よう かいえい)

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