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【オリンピズム】嘉納治五郎と幻の東京大会(7)女子スポーツのさきがけ

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【オリンピズム】
嘉納治五郎と幻の東京大会(7)女子スポーツのさきがけ

 パリ五輪前後から日本女性にとってもスポーツがより身近になっていく。初の海外遠征が行われたのもこのころで、1926年の第2回国際女子競技大会(スウェーデン)に人見絹枝が出場し、個人総合優勝を果たす。さらに、その2年後、人見は28年アムステルダム大会に日本女子として初めて五輪に出場し、800メートルで銀メダルに輝いた。女子選手初のメダルに沸いたアムステルダム大会では、男子も目覚ましい活躍で、日本の競技力向上を印象づけている。

 12年ストックホルム大会の陸上競技に2選手を派遣して始まった挑戦は、アムステルダム大会で6競技に43選手(うち女子1人)を派遣するまでになっていた。結果も著しく、男子三段跳びで織田幹雄が陸上で初めて優勝を果たすと、男子200メートル平泳ぎでは鶴田義行が競泳界初の金メダルを獲得。日本選手団は金、銀各2個、銅1個という活躍を演じ、国内でも次第に五輪への関心が高まっていった。東京に五輪を招致しようという機運が生まれていく。=敬称略(監修 真田久筑波大教授 構成 金子昌世)

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