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【主張】こどもの日 見守る大人の目が必要だ

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 そんな現代の風潮にあって注目されるのが、地域の子供たちに無料や低額で食事、居場所を提供する「子供食堂」である。民間の調査では全国で2千カ所を超え、利用者は年間約100万人と推定される。貧困家庭の子供のほか、家族一緒に食事がとれない「孤食」がちの子供も利用している。

 食事が本来、各家庭の責任でなすべき営みであることは言うまでもない。ただ、実際にはそれがかなわない子も多く、その子らにとっては、自分に注意を払ってくれる大人が地域の身近にいることが何よりの安心感につながっているものと思われる。子供の健全な成長にこの安心感は欠かせない。

 家庭の役割を子供食堂に頼らざるを得ない現実には重いものがある。一方で子供食堂が、大人社会で希薄化した地縁を、子供を通じた人間関係のネットワークで再形成させる力ともなり得ることに期待も膨らむ。

 わが子をはじめ未来の日本を担う子供を家庭や地域でどう育てるか。鯉幟を仰ぎながら、そんなことにも思いを寄せてみたい。

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