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【風を読む】偉人たちの師 論説副委員長・沢辺隆雄

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【風を読む】
偉人たちの師 論説副委員長・沢辺隆雄

報道陣に対応したハリルホジッチ氏=羽田空港(斎藤浩一撮影) 報道陣に対応したハリルホジッチ氏=羽田空港(斎藤浩一撮影)

 その鷹山にもすぐれた師がいた。一人は出身の九州・秋月藩の家老だった三好重道で、忠孝や藩主としての心構えを説いた文章を送り、鷹山は生涯、座右にした。もう一人は鷹山が10代の頃から学んだ学者、細井平洲で、「万民の父母」としての藩主の心構えを教えたという。

 柔道の創始者、嘉納治五郎についても明治のすぐれた教育者だったと指摘する。柔道の弟子には「姿三四郎」のモデル、西郷四郎らがいる。

 嘉納は若くして学習院教授や第五高等中学校校長などを経て高等師範学校の校長に就き、教員養成に心血を注いだ。同書では「教育のこと、天下これより偉なるはなし」「教育のこと、天下これより楽しきはなし」という嘉納の言葉も紹介している。教師、指導者だけでなく多くの人に知ってほしい言葉だ。

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