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【新聞に喝!】「スキャンダル政局」報道の危うさ ブロガー・投資家・山本一郎

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【新聞に喝!】
「スキャンダル政局」報道の危うさ ブロガー・投資家・山本一郎

 その前の月は、森友学園に関連する文書が書き換えられ、近畿財務局の職員が自殺する一方、今月13日には、あれだけ大騒ぎした佐川宣寿前国税庁長官への嫌疑も結局は大阪地検が不起訴とする見通しが一部で報じられ、直後に蒸し返された加計学園の「首相案件」問題も、直接的にはさしたる疑惑にもなりませんでした。

 一つ一つの事件は騒々しいけれども、国民の暮らしを改善することよりもむしろ不平不満をこれらの政治家や官僚にぶつけて憂さを晴らしているかのような内容で終わってしまっています。その都度、国会は空転し、実質的な政策議論は行われず、与野党の対立をあおり、スキャンダルで国民の政治不信や政権批判を高める話題ばかりが繰り広げられるというのは悩ましい限りです。

 セクハラも売買春も、政治家や官僚など、国や地域の将来を左右する立場にいる人たちの資質を問うという点では大事なことですし、本来許されるべきものではありません。一方で、下半身で政治をするわけではありません。社会を富ませ、国民が幸福な暮らしを送れるようにするための政治家の能力は、与野党の駆け引きや政権支持率の攻防だけで判断されるべきものではないでしょう。

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