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【一筆多論】「最強」演じた財務省の落日 井伊重之

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セクハラ問題で辞意を表明した財務省の福田淳一事務次官=18日午後、東京・霞が関(春名中撮影)
セクハラ問題で辞意を表明した財務省の福田淳一事務次官=18日午後、東京・霞が関(春名中撮影)

 財務省の福田淳一事務次官がセクハラ疑惑で辞任した。森友学園に対する国有地売却をめぐる公文書の改竄(かいざん)問題で辞めた佐川宣寿国税庁長官に続く前代未聞の不祥事だが、今度は自らが引き起こした私的なスキャンダルに沈んだ。

 「最強官庁」と呼ばれる同省のナンバーワンとナンバー2の同期2人が、ほぼ同時に辞任に追い込まれるという異常事態だ。その影響の深刻さを考えると、官僚のモラル低下を嘆いてばかりもいられない。

 いま振り返ると奇妙な光景だった。公文書の改竄が発覚した先月、渦中の理財局を除く同省の他部局で働く幹部たちは、意外なほど明るい表情をみせていたからだ。予算成立が確実となった安心感もあっただろうが、そこには「うちの部署には関係ない」との無責任な雰囲気が感じられた。

 事務方トップが辞任する事態に至り、省内からは「国税庁長官の後任さえ決まっていないのに、次官まで辞めるとは…」との声が漏れてくる。彼らの関心は早くも次の幹部人事に向いているようだ。

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