PR

ニュース コラム

【古典個展】「名」優先では理解できぬ 大阪大名誉教授・加地伸行

Messenger

 自然科学分野のほとんどは、有形無形に軍事産業に関わっている。そんなこと公然の秘密ではないか。それを見ぬふりして〈軍事研究は行わない〉とは、カマトト以外の何物でもない。

 いや京大だけではない。日本学術会議とやら、科学者の代表ぶっている機関も、軍事研究に関して全国の大学にいろいろと調査をしている。つまりは学問研究の自由への干渉がましいことを行っている。一方、学問研究の自由を誰も侵してはならないと称している集団である。そんなご都合主義的組織が、本当に必要なのか。

 さらに言えば、理系だけではない。文系の学問の中にも、軍事研究につながるものがないとは言い切れない。もちろん、例えば『源氏物語』における助詞「は」の研究のような、超個別的限定的研究などは軍事に関わりはないであろう。

 しかし例えば心理学分野において、人間はどういう条件・状況のときに決心をするのかというような課題の研究を行った結果、その研究成果は軍事に関わりなしとしない。なぜなら、軍事のほとんどが指揮官の決心に大きく関わるからである。

 そういう意味では、集団すなわち社会の諸事象を研究する社会学の場合など、軍事研究につながるものも少なしとしない。

続きを読む

関連ニュース

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ