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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】(14)文化・芸術に政治絡める愚 「国歌」作曲者も親日派の事典に

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【海峡を越えて 「朝のくに」ものがたり】
(14)文化・芸術に政治絡める愚 「国歌」作曲者も親日派の事典に

統一旗を手に合同で入場行進する韓国と北朝鮮の選手団。朝鮮民謡「アリラン」が流された=今年2月、平昌五輪スタジアム(松永渉平撮影) 統一旗を手に合同で入場行進する韓国と北朝鮮の選手団。朝鮮民謡「アリラン」が流された=今年2月、平昌五輪スタジアム(松永渉平撮影)

 「国歌」をめぐっては、北朝鮮にも別の愛国歌があり、晴れて統一がなった暁には新たな国歌を制定したいという思いを描く人たちもいる。平昌五輪開会式で南北選手団が合同で入場したときに流されたのは朝鮮民謡の「アリラン」だった。だが、日本統治時代に関わるものが全てダメなら、この曲も日本統治時代の同名映画から生まれたことをこの連載の1回目で書いた通りである。

 韓国の愛国歌は、凜(りん)として格調高い名曲だ。私が韓国で暮らしたとき、朝一番でラジオ放送開始前に必ず流されるこの曲を聴くと背筋が伸びる思いがした。

 あるいは、哀愁を帯び、心に響く『鳳仙花』のメロディー、思わず口ずさみたくなる楽しい『故郷の春』を聴いてみればいい。文化・芸術に政治を絡ませる愚かさが分かるはずだ。=敬称略、日曜掲載(文化部編集委員 喜多由浩)

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