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【新聞に喝!】偉業を正統に評価する大切さ…メリハリ利いたスポーツ報道に期待 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦

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【新聞に喝!】
偉業を正統に評価する大切さ…メリハリ利いたスポーツ報道に期待 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦

日本選手として初の総合優勝を果たし、金メダルを手に笑顔の高木美帆=3月10日、アムステルダム(共同) 日本選手として初の総合優勝を果たし、金メダルを手に笑顔の高木美帆=3月10日、アムステルダム(共同)

 高木選手は続いて、同18日にベラルーシのミンスクで行われた、スピードスケートW杯最終戦の1500メートルで優勝して、この種目の種目別優勝を決めるとともに、全種目の総合優勝を決めた。スピードスケートの女王であることを、さらに証明したわけだ。この際の報道も、世界選手権と同様に地味だった。

 実は、読売新聞が掲載したスピードスケート世界選手権の記事には、三木修司編集委員の解説があり、その冒頭で、「世界スピード選手権のタイトルは、オリンピックの金メダル以上に、重く、価値が高いといえる」と指摘している。

 オリンピックで金メダルを獲得したときのように、私は、新聞社は号外を発行すべきだ、巨大カラー写真を載せるべきだ-とは言わないが、偉業を正当に評価して称賛する、それなりの報道ができないものだろうか。

 本欄は陸上の桐生祥秀選手(22)が期待され、プレッシャーになった話を取り上げたことがある。同24日にジャンプの高梨沙羅選手(21)が男女を通じてW杯歴代単独最多勝利を更新したが、これだけ記録の達成が遅れたのは桐生選手のような事情があったのではないか。

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