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【新聞に喝!】偉業を正統に評価する大切さ…メリハリ利いたスポーツ報道に期待 元東京大学史料編纂所教授・酒井信彦

日本選手として初の総合優勝を果たし、金メダルを手に笑顔の高木美帆=3月10日、アムステルダム(共同)
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 少し前のことになるが、3月10日、オランダのアムステルダムで行われたスピードスケート世界選手権で日本の高木美帆選手(23)が総合優勝を果たした。これは2日間にわたって500、3000、1500、5000メートルの4種目をすべて滑り、得点で順位を決めるものであり、点数が少ない方が優勝になるらしい。

 もちろん日本人として初めての優勝だが、欧州以外の選手としての優勝も初めてとのことだった。しかもスピードスケートの本場オランダにおいて、2万5千人の大観衆の中で地元のエース、イレイン・ブスト選手を抑えての優勝だった。総合優勝する選手は、いわゆる「オールラウンダー」であり、「クイーン・オブ・スケート」だという。素晴らしい偉業と言うべきだ。

 同12日の新聞各紙はこの高木選手の優勝を報道しているのだが、その扱い方はかなり地味だなと、私は感じざるを得なかった。それは特派員による記事ではなく、通信社の記事を掲載したもので、読売新聞が時事電である以外は、みな共同電。したがって記事の内容は基本的に同じだ。これだけの偉業は、もっと大きく丁寧に報道しても良かったのではないだろうか。

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