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【主張】大分で山崩れ 災害リスクに向き合おう

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 降雨や地震など引き金となるような現象はなかった。

 大分県中津市耶馬渓町で11日未明、住宅の裏山が崩落した。民家4棟を突然土砂が襲い、住民6人が巻き込まれた。自衛隊や警察、消防が懸命な捜索を続けている。

 崩落現場は「土砂災害特別警戒区域」に指定されていた。

 専門家によると、現場は急傾斜地の表層が火山噴火の堆積層で覆われた崩れやすい地形、地質だった。今回の崩落は、風化によって地下の岩盤にできた亀裂から起きたとみられる。

 山崩れや土砂災害は多くの場合、大雨や地震がきっかけとなって起こされる。

 ただし、今回のように引き金となる現象がみられないまま崩落することも、まれではあるが起こり得るという。

 どうやって、突然の災害から命を守ればいいのか。

 地震に対しては建物の耐震化でリスクを小さくできる。津波や土砂災害に対しては、避難することが唯一の命を守る手段だ。しかし、今回は避難行動のきっかけとなる現象も起きなかった。

 今回の山崩れは、自然災害のなかでも備えと対策が最も困難なケースといえる。

 土砂災害特別警戒区域に指定された場所は、全国に約36万カ所もある。それでも、あきらめずに災害のリスクと向き合うことが重要である。

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